走りの効率

鍼灸マッサージ師 渡邉

2013年10月10日 23:41


こんばんは なべっち です。



今夜は、以前記事にした 『 走りの効率(ランニング・エコノミー) 』 に関して。



今、駿府マラソン10km完走の練習で 『 LSD 』 を行っている、と書きました。



そしてこの練習方法のデメリットとして 走りの効率が低下する と書きました。



なぜこの練習方法ばかりしていると、走りの効率が低下するのか?





まず走りの効率(ランニング・エコノミー)について。


ランニング・エコノミーとは、自動車の燃費性能に相当し、より少ないエネルギーで走れる能力(経済的という意味でランニング・エコノミーと呼ぶ)のことを指します。


ある速度で走ったときの酸素摂取量を測定し、酸素摂取量が高ければ、より多くのエネルギーを要すことを意味し、ランニング・エコノミーが低いと評価されます。


反対に酸素摂取量が低ければ、ランニング・エコノミーが高いと評価できます。


そして、ランニング・エコノミーに影響する要因には、筋力(腱を含む)、走フォーム、筋線維組成、体重、下腿の長さや重量などがあり、トレーニングによって変えられない要因(筋線維や形態など)もあります。



このランニング・エコノミーに影響する要因の内、走フォームに関連してLSDでは効率が低下してしまいます。


なぜならば、走る時間をゆっくり長くして行くと、筋肉に疲れを溜めないために、本能的に着地時に足が地面についている時間が長くなってしまうのです


このような走フォームになると、かかと着地でブレーキがかかるうえ、接地時間=筋の作用時間が長くなるため、ランニング・エコノミーは低下してしまうというわけです



次回の「駿府マラソン10kmへの道」では 『 走フォーム 』 についても書いてみたいと思います。




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