高齢者の栄養の摂り方(高齢者体操教室指導者研修)

鍼灸マッサージ師 渡邉

2014年02月07日 08:00

こんにちは なべっち です。

前回の 「 高齢者の栄養の摂り方で注意すること 」 の続きです。


食事の回数も重要のようです。
食事の回数と6年後の自立…
  ( 自立とは 「 ひとりで外出が出来る 」 と答えた人 )

一日3回食事をしている人…  75.6%

一日2回以下、または4回以上食事をしている人
                 …  28.9%

4回以上食べる人はそんなにいないようですが、朝昼一緒に食べる人は多いようです。
それに伴い栄養が不足したり、起きている時間が短くなり、運動不足になるそうです。



太り気味 ( BMI25以上 ) の人は…
 主菜は毎食1品
 野菜・きのこ・海草を積極的に摂る
 揚げ物・炒め物より、蒸し物、焼き物を選ぶ
 嗜好品(菓子・菓子パン・ジュース・アルコール)は一日100~200kcalを目安に

ちなみに…某有名メーカーの 「 薄皮つぶあんぱん 」 は小さいけれど2個で 258kcal になります

やせ気味 ( BMI18.5未満 ) の人は…
 胃腸が弱い場合は、消化の良いものを食べる
 好きな料理を食べる頻度を多くする
 誰かと一緒に食事したり、食器や盛り付けを楽しむ
 おやつに、プリン・ヨーグルト・果物など栄養価の高いものを食べる

おやつを食べ過ぎると、食事が食べられなくなってしまいますが…


水分補給を十分に!
高齢者の熱中症の特徴…徐々に脱水を起こしていく
 気温35度以上 の日が続く
       ↓
 汗をかかなくても一日に 0.2~0.5% の脱水を起こす
       ↓
 6日経過すると0.5×6= 3%の脱水となり熱中症を発症

 水分補給の タイミングを決めておく とよい

  ●朝起きたら
  ●外から帰ったら
  ●お風呂から出たら



食べることが出来ない原因
① 嚙みにくい…   歯が抜けている・かけている   噛み合わせが悪い  入れ歯が合っていない   
              あごの関節に痛みがある   虫歯や口内炎などの痛みがある

② 飲み込みにくい…   少量ずつ口の中に入れる   柔らかく、水分の多いメニュー   
                 魚・肉料理はトロミをつける   汁物もむせやすいのでトロミをつける

③ お腹がすかない…   運動不足   サプリメント・健康食品の取り過ぎ   おやつの食べ過ぎ

④ 体調不良…   一時的に調子が悪くなった時は、栄養補助食品を食べる
             (カロリーメイト、ウィダーイン など)









そのほか、健康食品に関する話、身体にいいといわれる食品の意外な一面(意外と高カロリー)、塩こうじ、
アルコールについての話もありました。


最後に、、、
カロリー計算不要! 簡単な食事バランスの取り方!
① 毎食主食(米、麺、パン) を食べる

一食に主菜(肉、魚、卵、大豆)は一品

一食に副菜(野菜)は二品

お楽しみは適量に!       だそうです(笑)


以上、なんだかまとまりがなくなってしまいが、研修会の報告でした。



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