2013年07月13日
熱中症 (カラダの仕組み) 後編
おはようございます なべっち です。
今日は前回の 『 熱中症 』 (カラダの仕組み) の後編 です。
そう、人間のカラダもエネルギーを作るために 『 熱 』 を作ってしまうので、その熱を冷やすために冷却システムが必要なのです。
人間の冷却システムは大きく分けて3種類あります。
1.放射・輻射 (60%)
放射・幅射とは、身体からそれと接触していない他の物質に熱が伝達されることを言います。
2.伝導・対流 (15%)
伝導とは、身体からそれと接している他の物質に熱が伝達されることを言います。
対流とは、空気や液体が移動することによって熱が伝達されることを言います。
対流があると、伝導による放熱はさらに効果的に行われます。
3.蒸発 (30%)
蒸発には、不感蒸泄と発汗があります。
不感蒸泄 とは、体液の水分が滲みでてきて、皮膚の表面や口腔・気道粘膜から絶えず蒸発するもので、自分では感じません。この水分の量は1日に500~1,500mlぐらいです。
発汗 とは、ここでは精神感動のときの手のひらや足の裏、脇の下にでる精神性発汗とは別で、体温調節に関係するのは温熱性発汗です。
これは盛夏の頃は 1日3リットル に達することがあります

また高温作業になると,発汗は 10リットル にも及ぶこともあります



この3つの中で、体温調節に最も効果的なのは3.の汗による蒸発効果です。
体温の変化が激しいとき、速やかに体温調節が必要です。
食事や運動で急に暑くなったとき、すぐに体温を下げなければいけません。
しかし、1.や2.などの方法ではすぐに体温を下げることができません。
そんな急場で働いてくれるのは汗の蒸発しかないのです。
蒸発という冷却システムには体内の水分が不可欠です。
しかし、蒸発によりカラダを冷やそうとしても、必要な水分が無いためにカラダを冷やすことが出来ず、高熱を出してしまい熱中症になってしまうのです。
これで夏期に水分を取る必要性をわかっていただけたでしょうか


もちろん人間の体温調節はこれだけでなく、他の要素も加わってきますが、簡単に記事にさせていただきました。
熱中症には、カラダを熱くしない工夫 と、カラダを冷やせるようにする ことが大切ですね。
今年は、猛暑の山場が何度も来る予想との事

皆さん熱中症に気をつけて、仕事に、遊びに、楽しい夏にしましょう~


くすのき鍼灸院
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Posted by 鍼灸マッサージ師 渡邉 at 08:02│Comments(0)
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