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2014年11月18日

時間医学 その② …腹時計

こんばんは。くすのき鍼灸院 渡邉です。

今回は、
第40回現代医療鍼灸臨床研究会の特別講演 
「時間医学(体内時計)の臨床への応用」(東京女子医科大学名誉教授 大塚邦明先生)
についての第二回目になります。

時間医学 その② …腹時計
時間栄養学から

大塚先生によると、身体を守るには3つの時計が必要との事。
①体内時計  ②腹時計  ③こころの時計  です。


そのうちの ②腹時計 のお話です。
空腹 腹時計 くすのき

食事は人間が健康な生活を送るにために重要な役割を持っています。

体内時計は消化器系の臓器にももちろんあります(腹時計)。

この腹時計を有効に活用するためには 「朝の光」 と 「朝食」 が大切になります。

体内時計を規則正しい24時間周期にするためには、1日1回、時間合わせをする必要があり、その目安となるのが
脳の時計遺伝子を動かす「朝の光」と
内臓の時計遺伝子を動かす「朝食」なのです。

・朝食を摂らないと太る。
・朝、炭水化物を多く摂ると、その後は少なくなる。
・夜食は太る
とおっしゃっていました。

この中の「夜食は太る」という項目
…気になりますよね~(笑)

キーワードは、「 BMAL1(ビーマルワン) 」。

BMAL1(ビーマルワン)は、細胞の中にあるタンパク質で、体内に脂肪分を取り込む働きがあります。
しかもBMAL1(ビーマルワン)は時間によって数が変わり、
朝の6時から急激に減り始め、
昼の3時にもっとも分泌量が少なくなります。その後は分泌量が増えていき、
夜の10時から夜中の2時にかけて、分泌量が最大になるという特徴があります。

夜10時~深夜2時はまさに「魔の時間帯」です顔03
&「3時のおやつ」は最も脂肪になりにくい …昔の人の経験からの知恵はすばらしいです顔02
焼き芋ガール くすのき

他の方の研究では、朝食を抜くと、脳にエネルギー源の糖質が送られず、「糖新生反応」が起こり、
筋肉を壊して糖をつくるため、筋肉が落ち、基礎代謝も落ちてしまうとの事。

朝食欠食者は摂食者の5倍肥満になりやすいというデータもあるそうです顔16

朝食に糖質やたんぱく質を摂取すると、代謝が上がり、1日のエネルギー消費も大きくなります。
しっかり朝食を摂り、生活リズムを作ることが重要なのですねOK


次回は、「こころの時間」です。
  


Posted by 鍼灸マッサージ師 渡邉 at 17:29Comments(0)勉強会