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2013年11月19日

便秘解消法

こんばんは なべっち です。


今日は、前回の続きから、 「 便秘を解消する方法 」 のお話です。


便秘の改善方法と言うのは、本当にいろいろあります。
例えば、食物繊維など便秘を改善してくれる栄養素を摂取する、腹筋を鍛える、決まった時間にトイレに行く、マッサージをする、乳酸菌を摂取する。

いずれも効果が期待出来る方法ですが、まずは 『 便 』 の話から。


便の構成成分 って知っていますか?

気にもしたこと無いと思いますが、 食べ物の残りかすはおよそ5~10% しかないのです!顔08

大半は 水分(60~70%) が占め、次に多いのが 腸壁細胞の死骸 (15%〜20%)である。また、 細菌類の死骸 (10%〜15%)も食べ物の残りかすより多く含まれています。

この比率はいろいろな調査により多少誤差がありますが、便の構成成分のうち水分が多くを占め、食べ物の残りかすが1割程度なのは変わらないようです。
※食事中は水分を多く摂ったほうが良い便が出そうですね~顔02

「便」はもともと出やすいように作られているように感じます。



ではいよいよ、 「 出しやすいような環境にする 」 ということですが、便秘を改善するために必要なのは、
① 腸内環境 を正常化することと、
② 腸の蠕動運動 を活性化することです。


①に関しては最初に書いた、食物繊維、乳酸菌、など食事に関することが多いので今回は割愛(笑)

しかし②に関しては鍼灸・マッサージ師の出番です。

「 腸の蠕動運動 」 とは、消化管などの臓器の収縮運動のことで、内容物(便)を移動させる運動のことです。


いよいよ 腸の蠕動運動を活性化する方法 を紹介します。


まずは鍼灸師らしく経穴(ツボ)の紹介(笑)

天枢(てんすう) ・ 大巨(だいこ)という経穴。

おへそから左右3~4cm外側にある天枢、と
その3~4cm下にある大巨。ゆっくりと数回痛くない程度に押す。

大腸兪(だいちょうゆ)という経穴。

腰の後ろ、第4腰椎の骨の真下から3~4cm外側。だとわかりづらいので、
背中側骨盤の一番高いところと背骨の中間。ゆっくりと数回痛くない程度に押す。

この経穴は腸の動きを刺激する効果があります。
朝、胃に飲み物や食べ物が入ると 「 胃・直腸反射 」 という反射が起こって、便が出やすくなります。
そこで朝食前にこの経穴を刺激して、さらに腸を動きやすくしましょう。


次にマッサージ

お腹を時計回りに、おへそを中心にだんだんと大きく円を描くようにしてさする。
なぜ時計回りかというと大腸にある内容物は時計回りで肛門へ向かうからです。
大腸は体の中を一周もしてないですけどね(笑)。

おへその少し上から恥骨へ向かって、手のひらを(使ってお腹を)波打たせながら下げて行きます。
大きく小腸・大腸全体を刺激します。

左下下腹部から左股関節へ少しだけ強めに下に押し下げる。
これは直腸手前のS状結腸の刺激を目的としています。

①~③を3回ずつ3セット行います。
このマッサージは寝る前にすると良いですよ。翌日に効果が出ます。


簡単足裏マッサージ

図のとおり 「 土踏まず 」 は大腸・小腸ゾーンです。
ウォーキング で大腸を活性化したり、 青竹踏み の習慣をつけると簡単マッサージになります。



また、 腸は体温が上昇すると活発にはたらく 特性があるため、普段からシャワーではなく 湯船に浸かり体を温める ことを心がけてください。
その際、熱いお湯に浸かると交感神経が優位になり、腸のはたらきが阻害されてしまいますので、ぬるま湯に長く浸かる 半身浴 をお勧めします。



最後に、 トイレに行きたくなったら我慢しない! のは必須です。

この反応を抑制することが続くと、カラダは便意に反応しなくなり便秘になってしまいます。
お仕事が忙しかったり、子育て中のママさんはタイミングを逃してしまうことが多いと思いますが、これは 最重要 です!ご注意ください顔01

  


Posted by 鍼灸マッサージ師 渡邉 at 19:35Comments(2)健康